ゲームプログラマーには他のプログラマーとは違うスキルが求められることが多い。もちろん共通するものもあるが、そうでない分野もあるので、もしゲームプログラマーを目指しているのであれば、その部分をよく理解して目指して欲しいものである。

基本になるのがプログラミングスキルである。ただしゲームのプログラミングは一般的なプログラミングとは異なる場合が多いため、新たなプログラミング言語の習得が必要になることがある。最近はスマートフォン向けのゲームアプリが主流になっているため、スマートフォンに搭載されているOSによってプログラミング言語が異なることも理解しておこう。iOSであればSwift、AndroidであればJAVAといった具合に、OSが違うだけでベースとなる言語が変わってくるのだ。

ユーザーがどのようなハードを利用してゲームをしているのかを理解することも必要である。ゲーム専用のハードなのか、スマートフォンやタブレットのようなモバイル端末なのか、ゲームPCを使っているのか、といったことを踏まえてゲーム開発が行われる。人気のあるオンラインゲームの場合は、ネットワークに関する知識が必要になってくる。ゲームプログラマーには、単にプログラミングを考えれば良いというのは過去の話なのだ。

別のスキルとして語学スキルが求められることも多い。プログラミングの世界で共通なのが英語である。特にグローバルなゲーム開発を手掛けているゲーム会社では、日本語以外に英語、中国語、スペイン語などの外国語スキルを求めるところも増えているのである。